韓国のクリニックから見積書が届いたら、確定前に確認したい6つのこと
韓国のクリニックの見積書には、項目名と合計しか書かれていないことがよくあります。含まれるもの・含まれないもの、経過観察の診察、再施術の条件、計画が変わったときの追加費用、キャンセル規定と書類の発行まで、確定前に聞いておきたい6つをまとめました。

韓国のクリニックで受け取った見積書は、確定する前に6つの点を確認しておくと安心です。書かれた項目と回数が相談内容と同じか、検査・麻酔・薬が含まれているか、経過観察の診察が何回入っているか、再施術はどんな条件か、計画が変わったらどこで費用が変わるか、キャンセル規定と書類の発行はどうなっているか、の6つです。見積書には通常、項目名と合計だけが書かれていて、予算が膨らむ理由はたいてい書かれていない部分にあります。
Mediportは医療機関ではありません。この記事は見積書の読み方をまとめたご案内で、どの治療が合うのかや、適正な費用がいくらかは扱いません。診療と費用は、診療を行う医療機関が決めて説明します。
見積書によく書かれていること、抜けやすいこと
韓国で外国人患者が受ける美容医療・美容外科・歯科の診療は、ほとんどが健康保険の適用されない自費診療(韓国でいう非給付診療)です。韓国医療法第45条は、病院が非給付の診療費用を患者にわかりやすく告知するよう定め、告知した金額を超えて受け取ることを禁じています。そのため見積書は、それ自体が役に立つ記録です。ただし、告知義務があることと、見積書1枚にすべての条件が書かれていることは別の話です。

見積書によく載っているのは、施術名、部位、合計です。逆に、相談のメッセージや口頭でのやり取りだけで伝えられ、見積書からは抜けやすいものがあります。経過観察の診察の回数、再施術の条件、診療当日の検査結果によって変わりうる部分、キャンセル規定、帰国後に使う書類です。下の表は、その違いをひと目でわかるようにまとめたものです。
| 確認する項目 | 見積書に書かれているか | 聞かずにいると起こりうること | こう聞いてみてください |
|---|---|---|---|
| 1. 施術項目と回数 | たいてい書かれている | 相談で聞いた回数と見積もりの回数が違うことがある | この見積もりは何回分で、どの材料や製品を使いますか |
| 2. 検査・麻酔・薬・消耗品 | クリニックによって異なる | 当日の検査や処方薬が別途請求されることがある | 検査、麻酔、処方薬はこの金額に含まれていますか |
| 3. 経過観察の診察 | 抜けていることが多い | 抜糸や確認の診察を別に予約する必要が出ることがある | 経過観察の診察は何回、いつまで含まれていますか |
| 4. 再施術・修正の条件 | 抜けていることが多い | 結果が期待と違ったとき、基準がなく話し合いが難しくなる | 再施術はどんな場合に、誰が判断し、費用はどうなりますか |
| 5. 計画変更時の費用 | ほとんど書かれていない | 写真での相談と実際の検査が違って計画が変われば、金額も変わる | 検査後に計画が変わった場合、どの段階で改めて説明を受けられますか |
| 6. キャンセル規定・書類の発行 | クリニックによって異なる | 日程変更時の予約金の扱いや英文書類の発行費用を知らず、慌てることになる | キャンセル・変更の規定と、英文の診断書・所見書の発行方法を教えてください |
表の真ん中の列は一般的な傾向にすぎず、クリニックごとに異なります。大切なのは、抜けている欄を確定前に埋めておくことです。
1. 施術項目と回数は相談内容と同じか
まず、見積書の項目名と回数を、相談のときに聞いた内容と照らし合わせます。肌の施術なら何回分か、歯科治療なら何本の歯か、手術ならどの部位までかが、見積もりの土台になります。同じ名前の施術でも、使う材料や製品によって内容が変わることがあるので、何を使うのか名前で書いてもらうようお願いしてもかまいません。相談のメッセージで聞いた話と違っていたら、その場ですぐに確認するほうがよいでしょう。到着してからでは、変更する時間があまりありません。
2. 検査・麻酔・薬・消耗品は含まれているか
施術の金額だけが書かれていて、その前後に必要なものが抜けていることがあります。診療当日の検査、麻酔、施術後の処方薬、軟膏や保護具などの消耗品です。含まれるかどうかはクリニックによって違うので、正解のある質問ではなく確認のための質問です。「この金額には何が含まれていて、何が別ですか」とひと言で聞けば、たいていははっきりした答えが返ってきます。
3. 経過観察の診察は何回、いつまで含まれているか
海外から来る方にとって、これは特に大事な項目です。施術翌日の確認、数日後の抜糸、1週間後の経過確認など、韓国に滞在している間に必要な通院が見積もりに入っているかどうかで、日程と費用の両方が変わります。何回、いつまで含まれているかを聞き、その日付が帰りの航空便より前に収まるかを確認してください。帰国後に出てきた疑問をどこに問い合わせればよいかも、このときに一緒に聞いておくと安心です。
4. 再施術・修正はどんな条件か
結果が期待と違ったときのことを前もって聞くのは、疑っているからではなく、備えのためです。再施術や修正ができる場合があるのか、あるなら施術後いつまでか、必要かどうかは誰が判断するのか、そのときの費用はどうなるのかを確認します。この条件はクリニックや施術によって大きく異なり、医学的に再施術を勧めない場合もあります。ですから、決まった答えを期待するより、そのクリニックの基準を文書でもらっておくことが目的です。
5. 計画が変わったら、どこで費用が変わるか
海外で受け取る見積もりは、ほとんどが写真とメッセージをもとに作られます。診療当日に医師が直接診て検査すると計画が変わることがあり、そうなれば見積もりも出し直しになります。これは間違いではなく、写真での相談の限界です。確定前に聞いておきたいのは2つです。計画が変わった場合に施術の前に改めて説明を受けられるか、そして変更後の計画に同意しない場合はどうなるか、です。計画が変わる場面にどう備えればよいかは、計画が変わるときにまとめています。
6. キャンセル・日程変更の規定と帰国後に使う書類
航空便が変わったり、体調のために日程を延ばしたりしなければならないこともあります。予約金がある場合は、いつまでに変更すればどう扱われるのかを確定前に確認します。書類についても一緒に聞きましょう。帰国後に地元の病院で見せる英文の診断書や医師の所見書、診療費の領収書が必要なら、発行できるか、いつ受け取れるか、発行費用が別にかかるかを聞いてみてください。韓国の医療法では、病院が受け取る証明書の発行手数料を掲示するよう定めています。どんな記録を持ち帰るとよいかは、帰国時に持ち帰りたい記録で確認できます。
質問の送り方と、受け取った回答の保管方法
6つをまとめて聞くのが負担なら、下の文をそのままコピーして送っていただいてもかまいません。

- この見積もりは何回(または何か所)分で、どの材料や製品を使いますか?
- 検査、麻酔、処方薬、消耗品のうち、この金額に含まれていないものはありますか?
- 経過観察の診察は何回、いつまで含まれていますか?
- 再施術や修正が必要になったときの条件と費用はどうなりますか?
- 診療当日の検査後に計画が変わった場合、施術の前に改めて説明していただけますか?
- キャンセル・日程変更の規定と、英文書類の発行方法を教えてください。
回答はメッセージやメールのように記録が残る形で受け取り、見積書と一緒に保管しておいてください。通訳を介して口頭で聞いた内容は、あとでお互いの記憶が食い違うことがあります。
Mediportがしていること
Mediportは、ソウルにある政府登録の外国人患者誘致事業者です(登録番号 A-2026-01-01-07030、Portzone Inc.)。私たちは金額を決めたり交渉したりはせず、診療費は医療機関が決めて説明します。私たちがお手伝いするのは、ご希望の言語で上の6つの質問をクリニックに伝え、受け取った回答を整理してお渡しし、診療の場で通訳することです。すでに受け取った見積書があれば、金額を隠して送っていただいても、どんな質問が残っているかを一緒に確認します。
よくあるご質問
- Q. 韓国のクリニックの見積書に、経過観察の診察は含まれていますか?
- A. クリニックや施術によって異なります。施術翌日の確認や抜糸など、韓国滞在中に必要な通院が見積もりに含まれている場合もあれば、別になっている場合もあります。経過観察の診察が何回、いつまで含まれているかを確定前に聞き、その日付が帰りの航空便より前に収まるかを確認してください。
- Q. 写真で受け取った見積もりが、診療当日に変わることはありますか?
- A. 変わることがあります。海外で受け取る見積もりはほとんどが写真とメッセージをもとにしており、診療当日に医師が直接診て検査したあと計画が変われば、見積もりも出し直しになります。計画が変わった場合に施術の前に改めて説明を受けられるか、変更後の計画に同意しない場合はどうなるかを、前もって聞いておいてください。
- Q. 見積書より多く請求されることはありますか?
- A. 韓国医療法第45条は、病院が非給付の診療費用を患者にわかりやすく告知するよう定め、告知した金額を超えて受け取ることを禁じています。ただし、検査後に計画そのものが変わった場合は、新たな説明を受けることになります。そのため、見積もりと一緒に、何が含まれて何が別なのかを文書で受け取り、保管しておくことが大切です。
- Q. Mediportはクリニックの見積もりを比較したり、金額を調整したりしてくれますか?
- A. いいえ。Mediportは医療機関ではなく、クリニックを比較したり金額を決めたりはしません。診療費は医療機関が決めて説明します。Mediportは、ご希望の言語で確認したい質問をクリニックに伝え、受け取った回答を整理し、診療の場で通訳する役割を担っています。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。効果には個人差があり、診断・施術の適否は医師の判断によります。詳しくは無料カウンセリングでご相談ください。


