処方された薬を、問題なく持ち帰るために
韓国で処方された薬を安全にご自宅まで持ち帰る方法をまとめました。英文処方箋の役割、機内持ち込みと預け入れの違い、そして出国前に必ず確認すべきご自身の国の規定までご案内します。

治療が終わると、多くの場合は数日から数週間分の薬を一緒に受け取ります。ただ、その薬をスーツケースに入れた瞬間から、それは診療ではなく通関の領域になります。空港で説明を求められることもあれば、まれに持ち込みが止められることもあります。この記事は、韓国で受け取った処方薬をご自宅まで無理なく持ち帰るために、あらかじめ準備しておきたいことをまとめた案内です。
薬袋だけを持って行くと起きること
韓国の医療機関で渡される薬袋には、通常、韓国語で薬の名前と服用方法が書かれています。国内では十分ですが、国境を越えた瞬間に事情が変わります。税関の担当者が読めない言語だけで書かれた薬は、それが何で、なぜ持っているのかをその場で示すことが難しくなります。
とくに一錠ずつ小分けにした薬、ラベルのない容器、元の包装から出した薬は、追加の説明が必要になりがちです。可能であれば受け取った包装のまま保管し、薬局の袋やラベルは捨てないようにしてください。
英文処方箋が果たす役割
英文の処方箋や診断書は、「この薬は医師が自分に対して処方したものだ」という事実を示す書類です。通常、患者名、診断または施術の内容、薬の成分名、服用期間が記載されます。
商品名ではなく成分名が書かれていると、より役立ちます。同じ薬でも国によって商品名が異なるためです。帰国後に現地の医師に見せるときにも、成分名があると話が進めやすくなります。
この書類は診療が終わってから依頼すると、発行までに時間がかかることがあります。帰国日が決まっている場合は、診療当日にあらかじめ依頼しておくほうが安心です。
機内持ち込みと預け入れの違い
服用する時間が決まっている薬、そして手元にないと困る薬は、機内に持ち込むほうが安全です。預け入れ荷物は遅延や紛失の可能性があり、貨物室の温度変化も薬によっては望ましくありません。
液体や軟膏、点眼薬のように容量制限にかかりうる形状であれば、事前の確認が必要です。医薬品は一般の液体とは別に扱われることが多いものの、その場合も処方箋や医師の所見を一緒に提示できる状態にしておいてください。
注射剤や冷蔵保管が必要な薬を受け取った場合は、保管方法と移動中の温度維持について、診療当日に個別にご確認ください。
国ごとに異なる持ち込み規定
ここが最も重要な部分です。どの成分をどれだけ持ち込めるかは、帰国される国の規定が決めます。韓国で合法的に処方された薬であっても、ご自身の国では別途の許可が必要だったり、持ち込みが制限されたりすることがあります。
とくに睡眠薬や鎮痛薬の系統、そして向精神薬に分類される成分は、国による差が大きい分野です。規定は随時変わるため、この記事で特定の国の基準を断定することはいたしません。代わりに、出国前に確認する場所をお伝えします。
- ご自身の国の税関または医薬品規制当局による、旅行者の医薬品に関する案内
- ご利用の航空会社の医薬品持ち込み案内
- 経由地がある場合は、経由国の規定まで
確認には時間がかかることがありますので、出発直前ではなく診療を終えた時点から始めることをおすすめします。
Mediportがお手伝いできること
私たちは、診療の過程で必要になる書類をどのように依頼すればよいかをご案内し、医療スタッフとのやり取りを通訳でサポートします。英文の処方箋や診断書が必要な場合は、診療当日にその依頼が伝わるようお手伝いします。
ただし、はっきりお伝えしておきたいことがあります。私たちは薬の持ち込み可否を判断いたしません。それは各国の規定と税関の領域です。私たちが行うのは、皆さまが確認すべきことを漏らさないよう整理してお伝えし、医療機関への依頼を皆さまの言語でお取り次ぎすることです。
帰国後に薬について疑問が生じた場合も、そのときにご連絡ください。診療が終わったからといって、つながりが切れるわけではありません。
よくあるご質問
- Q. 英文処方箋はいつ依頼するのがよいですか?
- A. 診療当日に依頼しておくほうが安心です。診療が終わってから改めて依頼すると発行まで時間がかかることがあり、帰国日が迫っていると受け取れないまま出国することにもなりかねません。カウンセリングの段階でお伝えいただければ、依頼が伝わるようお手伝いします。
- Q. 薬を元の包装から出して整理してもよいですか?
- A. 可能であれば受け取った包装のまま保管されることをおすすめします。ラベルや薬局の袋には薬の名称と処方情報が含まれており、空港で何をなぜ持っているのかを説明する際の根拠になります。かさばるために整理が必要な場合は、せめてラベルだけでも一緒に保管してください。
- Q. 自国で持ち込めない薬だった場合はどうすればよいですか?
- A. 持ち込みの可否は帰国される国の規定が決めるもので、私たちが判断できる範囲ではありません。出国前にご自身の国の関連機関の案内をご確認いただき、制限のある成分であれば診療時に医療スタッフへその旨をお伝えのうえ、代わりになる方法があるかご相談ください。
- Q. 冷蔵保管が必要な薬を受け取りました。どのように持ち帰りますか?
- A. 保管温度と移動中の維持方法は薬によって異なりますので、診療当日に医療スタッフへ直接ご確認ください。移動時間が長い場合はその点も併せてお伝えいただくと、状況に合った案内を受けられます。通訳が必要でしたらサポートいたします。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。効果には個人差があり、診断・施術の適否は医師の判断によります。詳しくは無料カウンセリングでご相談ください。


