診察前にまとめておきたい既往歴と服用中の薬
相談段階でいちばん止まりやすいのが、服用中の薬と持病の確認です。何をどう書き出しておけば、現地で聞き直されて待つ時間が減るのかをまとめました。

相談を進めると、医療者がほぼ必ず尋ねることがあります。いま飲んでいる薬はあるか、診断を受けている病気はあるか、過去に受けた手術はあるか。形式的な手続きではなく、施術が可能かどうか、どう進めるかがここで分かれるためです。
困るのは、この確認が現地に着いてから始まる場合が少なくないことです。薬の名前が正確にわからない、母国の医療機関の記録が手元にない、通訳を挟むうちに意味がぼやける。そうなると確認だけで一日が過ぎます。滞在日程に余裕がないほど、この一日は重くなります。
何を書き出しておくか
次の五つでほとんど足ります。
- 服用中の薬 - 名称、用量、一日何回、いつから
- 診断を受けている疾患 - いつ診断されたか、現在も治療中か
- アレルギー - 薬、麻酔、消毒薬、食品など内容を問わず
- 過去の手術や施術 - 部位とおおよその時期
- 妊娠の可能性、授乳中かどうか
血液をさらさらにする薬、ホルモン剤、精神科の薬に加えて、漢方やサプリメントのように自分では薬と数えないものもそのまま書きます。省く理由はなく、判断するのは医療者です。
薬の名前は商品名より一般名で
ここでいちばん詰まります。同じ成分でも、国によって商品名はまったく違います。母国での呼び方をそのまま伝えても、韓国の医療者がその薬を特定できないことが実際によくあります。
確実なのは、薬の箱や添付文書を写真に撮っておくことです。一般名が併記されている場合がほとんどです。箱が残っていなければ、母国の処方箋や薬局のレシートも役に立ちます。錠剤しか残っていないなら、それを撮っておくだけでも何もないよりは前に進みます。
書類はどこまで用意するか
最近受けた検査結果があれば持参してください。血液検査、画像検査、診断書などです。ただし現実的な点が二つあります。
ひとつは、韓国の医療機関が海外で発行された結果をそのまま採用しない場合があることです。検査方法や基準値が異なり、時間が経って再確認が必要な項目もあります。書類を持参しても到着後に検査を受けることがあるのはこのためです。書類が無意味という意味ではなく、医療者が背景を把握するために使われます。
もうひとつは言語です。母国語だけの書類はその場では読めません。英文の写しがあると進みが目に見えて早くなり、難しければ診断名と薬の名前だけでも英語に直しておくと助けになります。
いつ渡すのがよいか
出発前の相談段階です。到着してから渡すと、確認の間だけ日程が止まります。
事前に共有されていれば、医療者が追加で必要な検査や確認事項を先に伝えられますし、場合によっては事前の準備の仕方が変わることもあります。何を準備するかは人によって異なり、その判断は医療機関が行います。
Mediportがすること
相談段階でいただいた内容を整理して提携医療機関に渡し、医療者が追加で確認したい点があれば改めてお伺いして埋めます。言語が壁になる部分は、私たちが間に入って通訳します。
ただし、伝えることと判断することは別です。薬をどうすべきか、施術が可能かどうかは、診察した医療者が決めます。私たちが代わりに答えることはありません。
健康に関する情報は機微情報として扱い、相談の目的の範囲でのみ使用し、同意いただいた範囲を超えて扱うことはありません。書きやすい言語で送っていただければ、整理はこちらで行います。
よくあるご質問
- Q. 薬の名前がわからない場合はどうすればよいですか。
- A. 薬の箱や添付文書を写真に撮ってお送りください。一般名が併記されていることが多く、それで特定できます。箱が残っていない場合は母国の処方箋や薬局のレシートも役立ち、残っている錠剤の写真でも情報がまったくないよりは前に進みます。
- Q. 母国で受けた検査結果を持参すれば、韓国での検査は不要になりますか。
- A. そうとは限りません。検査方法や基準値が異なり、時間が経って再確認が必要な項目もあるため、持参されても到着後に検査を受ける場合があります。それでも資料が無意味になるわけではなく、医療者が背景を把握するために使われます。
- Q. サプリメントや漢方も伝えるべきですか。
- A. はい、ご自身で薬と数えていないものも含めてお伝えください。何が問題になり何がならないかは診察した医療者が判断する領域なので、選別せずに渡していただくほうが確実です。
- Q. 健康情報を送ると、どこまで共有されますか。
- A. 相談と診療連携の目的の範囲で、該当する医療機関にのみお渡しします。健康情報は機微情報として扱い、同意いただいた範囲を超えて使用することはありません。取り扱いはプライバシーポリシーでご確認いただけます。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。効果には個人差があり、診断・施術の適否は医師の判断によります。詳しくは無料カウンセリングでご相談ください。


